2015年7月某日16時:中国広東省珠海市・拱北口岸
新幹線は満席で夜まで空きがなく、広州から珠海経由マカオの移動に関し絶望的でしたが、
白タクという最後の選択肢を選び、何とか無事に広州を抜けここ珠海に到着しました。
しかし、マカオでの待ち合わせ時間は15時・・・既に一時間遅刻しております。
そのことを待ち合わせ場所にいるであろうT君に送りましたが、
あちらもあちらでマカオでネットが繋がる環境ではない(香港在住なので)ので、
T君からは何もレスポンスが無い。
・・・きっと一時間待って来ないから、香港に帰っちゃったかもしれない。
そうなると彼とサウナに行ってワイワイできない、と考えると非常に焦ります。
そんな不安を抱えつつ、一刻も早く待ち合わせ場所であるマカオ・セナド広場に向かわなくては
行けませんが、こんな時に限って、というよりいつもそうですがイミグレは大混雑。
土曜日の午後とあっては、珠海からマカオに行く人が多い事は容易に想像がつきました。
いつも混雑しているイミグレはイライラするものですが、
この日のイライラはどうにも収まりません。
とは言え、イライラしたところで早くなれば苦労はしません。
またイライラはこの中国大陸では虚しいだけだど、毎度ながら気付きます。
やがて拱北口岸外の入場待ち行列を抜け、建物に入ると外国人レーンだけは
他と比べてかろうじて人数が少なかったのはラッキーと言えるでしょうが、
その外国人レーンにも堂々と並ぶ人民の姿を見るとまたしてもイライラするわけです。
そんな拱北口岸には色々と苦しめられているので、こちらも併せてどうぞ。
→国境面白観察記!マカオ⇔珠海の拱北口岸国境抜け方マニュアル。
→珠海・マカオの拱北口岸での珍事件。
→マカオ-珠海・拱北イミグレの革命的なニュース!!
特に最後のマカオ-珠海・拱北イミグレの革命的なニュース!!
について心躍らせるように書いた事もありましたが、まるで意味のないことでした。
16時50分:所要時間50分少しで抜けられたことは運が良かったかもしれません。
大陸からマカオへ。
ようやく大陸という張り詰めたスイッチが一つ解放される時です。
マカオの文明的な空気を嗅ぎ取ると安心するものですが、
依然目の前には大陸人民の山です。
ここマカオのイミグレもかなり時間が掛かりそうと思うと、もうウンザリです。
しかし、ここは大人しく待っていれば後ろまで並んでいても
30分も掛からずに抜けることができます。
但しイミグレには「誘惑」があります。
イミグレ係員が隣の閉まっているレーンに入り、
審査台にあるパソコンを触るその瞬間・・・。
「あれ、隣のレーンが空くぞ!!!」
そう感じ取ったものの勝ちで、何人かの人民が物凄い勢いで隣のレーンに走り込み
これから空くであろうイミグレで心躍らせ、
20分は儲けただろうと皮算用するわけです。
しかし、今回はイミグレは待っても待っても開かず、
代わりに元居たレーンは次々と進んでゆく・・・。
やがて審査台からイミグレ係員が去り、
戻って来ない様子を見ると絶望感に陥るわけです。
「ドラえもん君、今回は行かなくてラッキーだったね。
何人かの人民らが隣のレーンに行った分、我らが進むのが早くなったよ。」
「まりりんさん、本当ですね。さすがイミグレ詳しいですね!」
まりりんはだてに大陸と香港・マカオのイミグレを超えてません。
パスポートは真っ赤なスタンプで染まり、ページを増やした程です。
そんな経験から今回は危なそうなトラップの感じがした為、
再度並び直すという被害はありませんでしたが、
急がば回れとはこの事を言うのかもしれません。
但し行く時は覚悟決めて最初に、直ぐに動く。
動かない時は誘惑があっても最後まで動かない。
結局中途半端に動くのが最もハズレじゃないかなと思うイミグレこの頃です。
17時20分:マカオ特別行政区へ。
さて、忍耐強くイミグレを超えるとそこは夢の国、
大人のディズニーランドがあるマカオです!
まりりんら一行はとりあえずT君の待つであろうセナド広場へ急いで向かいます。
タクシーも相変わらず激混みなので、
とりあえずグランドリスボア行きの無料バスで移動します。
グランドリスボア行きのバスも遠回りで決して早い訳ではありませんが、
現状これがベストです。
イミグレからグランドリスボアまでは15分程度、
そしてグランドリスボアからセナド広場までは歩いて10分程度です。
18時:マカオ・セナド広場
ここでようやくFree Wifiが繋がります。
私は大陸からなのでWechatにて彼に連絡を入れたのですが、
彼はあまりWechatを使ってないようで、Lineにて連絡が入ってました。
逆に大陸ではLineは繋がらないことが多々あります。
「15時30分:まりりんさん、遅れてるみたいだね。
俺はカジノに居るから着いたら連絡してね。」
さすがT君です。てっきりふてくされて香港に帰っているかと思いきや
カジノで遊んでいるという。
これならそんなに焦らなくても良かったか、
白タクという危ない橋をあえて渡る必要無かったかな
とか思いつつも、やはりこの時間でもマカオに着けて良かったと思うわけです。
「18時:ゴメン!今マカオ着いたよ。今セナド広場だから・・・。
グランドリスボアの前で落ち合おう。」
彼はきっとお気に入りのカジノ、ウィン マカオ ホテルのカジノだと思い、
気を使ってその近くの最も分かりやすい場所、グランドリスボアの前にしたわけです。
彼の”既読”を確認してからと思いつつも、
どうせすぐ見るだろうと思いとりあえず待ち合わせ場所へ。
18時30分:グランドリスボア
30分、待てども暮らせど彼は来ない。
更にこのグランドリスボア前はFree Wifiが無く、彼と連絡を取り用も無い。
しばらく待っても来ない。
「ドラえもん君、ココでT君を待っててくれ。
俺はFree Wifi使える所に行ってメッセージ無いか確かめて来るから。」
「ええっ、でも僕はT君と会った事無いですよ!大丈夫ですかね?」
「うーん、T君にはドラえもん君の特徴伝えてるから大丈夫だよ。
あっ、T君の写真あるから見せるよ。」
不安げなドラえもん君。
しかしまりりんは、彼からのメッセージがあるかどうか確認しなくてはいけない。
まりりんはセナド広場から歩いて数分にある広場へ。上記青色のところです。
「18時30分:ゴメン、今からカジノ出てグランドリスボア前向かうよ~。」
「18時35分:おお、よろしく~。」
「18時35分:はい~。」
とりあえずこれで一安心。
グランドリスボア前へ戻り待つ事数分、T君が現れ感動の再会です!!
19時:海湾餐庁(リトラル)へ。
「まりりん来るの遅すぎ!大陸で死んでるかと思った。。。」
このレストラン、海湾餐庁はまりりんお気に入りのポルトガル料理レストランです。
マカオに来たら必ずと言っていい程、このレストランに来ます。
→めちゃくちゃ美味い!マカオ・ポルトガル料理と香港雲呑麺。
「ごめんごめん。こっちも色々あって白タク乗って大変だったんだよ~。」
長い長い旅の話、深圳のエロサウナから振り返って話すと今回の旅は非常に濃い。
とにかく今は無事にこうしてT君と出会え、
そして美味いポルトガル料理に舌鼓を打ち幸せです。
「さて、ところでまりりん。今夜はどこのサウナにする予定なの?」
「今まで行った事無いサウナが良いんだよ。極品サウナなんてどう?」
「俺も行った事無い。そこに行ってみよう!!」
「ねっ、ドラえもん君!」
実はドラえもん君はマカオのサウナ初体験である。
「僕はヤるかどうか、わかりませんよ・・・。行きますけど。」
更に実は童貞のドラえもん君、深圳のテコキサウナは良くても、
やはり本番となると躊躇いがあるみたいだ。(笑)
つまらないプライドはマカオで捨てるべきと思うんだけど!
「美味いポルトガル料理食べたし、そろそろ行きますか。」
年々物価が上がってゆくマカオ。
ポルトガル料理をお腹いっぱい食べてワインも開けて一人5000円・・・。
高いと取るか、安いと取るか、どうでしょう。
20時30分:マカオ・
グランドエンペラーホテル(澳門英皇娯楽酒店)(GRAND EMPEROR HOTEL)
今日の目当てはここグランドエンペラーにある「極品サウナ」です。
さて、まりりん至福の時であるマカオのサウナでの優雅な時間・・・。
ここ「極品サウナ」はまりりん一行を最高に癒してくれるのか、期待大です!!
<つづく>
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