2014年10月某日:広東省深圳市市福田バスターミナル(竹子林)。
もし場所が分からなかったら、切符持って「なーりー??(どこ?)」
って聞けば、親切丁寧には教えてくれないと思いますが、
「アッチ!!」って指さして教えてくれると思います。
そして、中国のバス乗るときに注意したいのが一つあります!!
必ずトイレに行くこと!!
小学生じゃあありませんが、これは必須です。
中国高速バスにまつわるトイレエピソードは、
香港人からたくさん笑い話を聞かされました。
もちろんまりりんも、しっかりトイレに行きました。
が、後でこれがとんでもない事態に・・・。
まりりんが後に香港人友人の間で最大の笑い話しになるとは、
この時には思いもせず。
さてさて、トイレを済ませ待合室で出発時間まで待ちます。
何ともじれったい時間ですが、これから中山で行われるだろう、
激しい夜を考えると、ウキウキしますね!!
やがてバスは発車の時間になります。
「中山!中山!!」
切符切りのオバチャンが叫ぶと、待合室の人民らとともにバスへ。
バスはほぼ満席、みんな中山に何しに行くんだろ・・・。
さて、福田バスターミナルを出ると、すぐに広深高速へ。
片側三車線の高規格高速道路は多くの車が走行しておりますが、
我先にと、ウィンカーも出さず全速力で走るのは、まるでゴーカートです。
怖い怖い。でも幸い、このバス運ちゃんは無理な運転はしないようだ。
やがて深圳の第二国境を抜け、一端高速を降りて、
宝安の一般道を海沿いに向かって走ると、広深江沿海高速があります。
この高速は海の上を走ります。
ちょうど深圳宝安空港を横切るあたりは、
飛行機が近くに見えて、なかなか景色がいい。
このまま北西へ走り、海沿いを進みます。
工場地帯と農村地帯、大きなマンション、
また農村、工場・・・。広東、珠江デルタらしい景色を望みます。
街らしい街、ビルが遠くに見えてくると、やがて東莞市虎門へ。
ここで珠江を渡る最も下流の橋、虎門大橋に向かいます。
日本的に言えば、明石海峡大橋や瀬戸大橋くらいのイメージです。
そして珠江を横断する手段が限られている為、
この虎門大橋に車が集中します。
そんなことから、渋滞へ・・・。これがなかなか動かない。
まぁ渋滞はいいんだけど、早く目的地の中山に着いて欲しい。
だって、まりりん、ちょっとヤバいんです。
何がやばいって、トイレがやばい・・・。
バスの出発前にしっかり行ったんですが、
前日に飲み会だったため、翌二日目は頻尿になります^^;;
但し、安心です。
バスにはトイレのサイン有り。
さぁ渋滞で動かないし、トイレでも行きますか。
バス後方にあるであろう、トイレへ。
けど・・・ない!!
なぜだ??
もし本当に無いとすれば、やばい。
「運転手さん!!トイレなーりーま??(どこ?)」
「トイレ?!メイヨー!!(トイレないよ!)」
まじかよ。なんなんだよ、じゃあこのトイレのサイン。
とにかく、トイレがヤバい。
ちょうど渋滞で止まってるし、
ちょっとバスから下ろしてもらって路肩で立ちションするか。
いや、いくら中国でもそんなことできるか・・・?
下手くそな普通話でそんなこと話して、
まりりんが日本人だってばれたら、日本の恥さらしだぞ・・・。
人民でも高速の路肩で立ちションしている人は見かけない。
うーん。やばい。
でも、路肩で立ちションして人民から馬鹿にされるのは、いやだ。
けど、バスで漏らすよりましか・・・。
と思考を凝らしていると、渋滞も終わり、バスは虎門大橋へ差し掛かります。
少なくとも渋滞中にバスから降りて、路肩で立ちションという選択肢は消えた。
これが良いのか悪いのかはわりませんが・・・。
虎門大橋。
風光明媚、美しい景色なのですが、
まりりんはトイレがやばくて、景色どころではない。笑
「とにかく、早く中山へ着いてくれ!!」
トイレはいけない、当然漏らせない。
路肩で立ちションの選択肢も消えた・・・。
我慢するしかないけど、かなりの限界・・・。
やがて虎門大橋を渡り終え、広東省広州市南沙へ。
新興住宅地が広がるところ、またトヨタの工場があるところで、
これからの街とあり一度は行ってみたいですが、今一番行きたいのは、トイレです。
我慢しながらも地図を広げると、南沙から中山まではまだ遠い。
20-30km、中山市中心部までは高速も降りなきゃいけないし、
まだ一時間はかかるだろう。
これは、無理だ。絶対無理。
さて、、、いよいよ漏らすか、ペットボトルにするか、
ばれないようにバスでやるか・・・。
もう思考停止状態です。
まりりん、20歳も後半になったのに、人生最大の危機です。
恥ずかしい。
<つづく>
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