2009年1月初香港・初マカオ旅 香港

24：香港・マカオの病にかかる日。（最終章）

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２００９年１月＊日朝4時：香港・九龍・ドーセットカオルーンホテル


「チリンチロンパローン！ジリジリジリ・・・・。」


何だと思ったら、気が付いたら朝になって目覚ましが鳴る音でした。

なんでこんな朝早く起こされるんだよ！！と思いつつも、激安Ｈ○Ｓの旅行だし、
飛行機はデルタの朝一の便だから仕方ない。


頭ん中はポカーンとしています。


こんなに朝早く起きなければならないという怒りと、
まだまだ香港を満喫していない中で香港を離れるやり切れない思いです。


「あら、まりりんさん、ヒデさん、おはようございますネ！バス、乗って！」


初日に会ったＨ○Ｓの現地係員の人がロビーでお出迎えです＾＾


バスに乗るも、十分に寝ておらず、疲れも取れていないので、空港まで爆睡です。

結構朝早いんだけど、既に香港空港は人がいっぱいいます。
これぞ、国際空港です。成田空港に朝５時３０分って、まだ飛行機も飛んでない時間だし＾＾；


「では皆さん、チェックインしてね、ここでお別れネー！香港また来てネー！」


そんなかんだで、寝ぼけながらイミグレへ進みますが、
そこには、「離港」の二文字・・・。


「香港を離れるのか・・・。」


正直、今回の香港・マカオ旅は衝撃でした。
人生観を変えた旅と言っても過言ではありません。


香港の賑やかで刺激あって、高層ビルが立ち並ぶ洗礼された街の印象も、
マカオの夜も本当に良かった・・・。なかなか頭から離れません＾＾；


ただ、もしマカオの１８サウナに行かなければ、ここまで楽しい旅にならなかったかもしれない。
人生観もそんなに変わらなかったかもしれない。


けれども、マカオの１８サウナに行ったことで、まさに知らない世界、未知なる領域を
体験したことによって、人生観が歪められてしまったのです。笑


マカオの１８サウナは凄まじいものでした。もっとサウナに行きたいと思いました。
そして広い世界を知りたいと感じました。


今回の旅によって、香港・マカオへ通うことになりますし、
タイやシンガポールといった地域においても、いや、海外旅行においては、
夜を以降の旅では、徹底的に楽しむことになったのです。


まだ１８サウナしか知らず、国内夜遊び経験ゼロ。
香港の１４１はその存在すら知らず、香港の先に有る大陸のこれまた凄い夜を
知ることになるのは、全てこれ以降の話です。ただ、今日がその原点です。


そして、「離港」・・・香港を離れるということは、未だに一番辛い瞬間です。


「ヒデ・・・・香港・マカオ、最高すぎたな・・・。」


「ああ、また来ような・・・。」


デルタ航空１５６便は定刻７時５５分、成田に向けて、香港をデパーチャー。

眼下に見える香港の街並み・・・。
美しい、綺麗、というより、この街を離れたくないという想いが一気に込み上げます。


ただただ、「香港に戻りたい。」とか、「日本に帰りたくない。」とか、そんなことばかりです。


なんというか、”恋”をした時の感覚と同じです。


気が付いたらその事を考え、思ってしまう・・・。忘れようとしても、忘れられない。


今日に至るまで、ずっと香港・マカオの病にかかっています。


しかし、この時は「絶対にまた香港・マカオに来よう！」と決めて、それ以降何度も行っています。


そして、その後には香港に留学するという夢も叶えました。


次の夢は、香港にしばらく定住するということです！

飛行機は一路東へ。
台湾を超えて日本領内に入るのは、そんなに時間はかかりません。


いつしか、香港を離れる悲しさよりも、日本での日々を考える嫌な感じになってきます。


１２時５０分：成田に到着。


まりりんもヒデも口数は多くない。
もちろん、日本に帰ったからが最大の理由です＾＾


「ヒデ、絶対また香港・マカオに行こうな！！」


「おう、もちろんだよ。また行こう！！」


まりりんの人生観を変えた、初めての香港・マカオ旅。


これから、まりりんは他の人とは違う、少し変わった道を歩むようになるのでした。


＜旅のまとめへ続く＞