2009年1月*日6時:九龍・旺角・ドーセットカオルーンホテル。
「ヒデ、おはよう・・・!眠いね。」
「ああ、眠い。てか、こんな早くマカオ行っても何も無いだろ。もう少し寝る??」
「いや、寝に来たわけではないから、行こう行こう!!」
「そうだな。」
寝に来たわけではない・・・。
旅行に行くと、寝る間も惜しんで外に飛び出したい!と思うので、
いつも慢性的な睡眠不足に陥る。
「あ、マカオ泊まるかもしれないから、とりあえず着替え持ってね!」
「泊まる?!ああ、とりあえず持ってくよ。」
一泊二日分の着替えを荷物にパックして、いざ街へ!
まだ夜も明けぬ九龍・旺角(もんこく)の街を旺角駅目指して歩きます。
まりりんの得意技というか、センスというか、職業柄なんですが、
どこの土地へ行っても、まずおおよその地図を頭に入れてゆく。
その頭に有る地図と、現実の街を歩きつつ、頭と現実の地図を一致させてゆく・・・。
なので、初めての場所でも大体の駅や建物、位置関係を掴めます。
「まりりん、初めてなのにすげーな。こっちの方向で合ってるの??」
「たぶんこっち。俺、土地勘鋭いからさ!」
土地勘は鋭いなんですが、未だに女をチョイスする時の男の勘は鋭くありません。
旺角は香港・九龍の大繁華街でして、朝から多くの人がおります。
特に業者の(
汚いビルが並ぶ様子が印象的でした。
香港は”綺麗”と思ってたイメージが、汚い旺角の街のイメージと反します。
「ニーハオ!オクトパス、ツープリーズ。」
「オーケー。300ドルプリーズ。」
「シェシェ。」
「サンキュー。」
③でも書きましたが、この時は失礼ながら、広東語という存在を知らなかった為、
基本は英語と、簡単な返事は中国語でした。だから、英語で返されるという^^;大反省。
オクトパスを手に入れ、旺角駅ホームへ。
「マカオフェリーターミナルへは、中環駅から歩けるようだから、とりあえず中環駅へ。」
中環駅行き、荃灣線に乗ります。
目的地を目指す時に、漢字表記を見て行けるのが、我々日本人にとっては助かります。
中国やら、台湾やら、漢字を使ってる国ならいつもそう思うんですが、
漢字という共通文化を使ってて本当に良かった^^
漢字の分からない出身の人に比べ、初めての場所でも、かなり旅が楽だと思います。
「ヒデ、すげーよ。地下鉄ん中で電話してるぜ!」
「なんで地下鉄の中で電話できるの?!進んでるなぁ。」
地下鉄の中で電話をして良いという事、電波が通じることにびっくりです。
今は東京メトロでも地下鉄の中で電波が入りますが、
今思えば、地下鉄の中で電波が入らない状況によくぞ長年耐えていたものだ。
「香港は進んでるなぁ・・・。」
駅を見ても、ネットができるパソコンはあるし、そんなスペースがあるくらい駅は
広い作りだし、ホームドアが覆い尽くして安全面も進んでる。
5年間を経ても、未だに東京メトロはそのレベルに追い付けなく、
「古い地下鉄」のまま、現在に至っているような気がします。
終点の中環駅に到着。
本来であれば、港島線に乗り換えて、上環駅へ行くのが良いのですが、
この時は、香港の中心部である”中環”を歩いて見たいということと、
乗り換えの煩雑さを嫌ってから、中環駅で降りることにしました。
「ヒデーーー!すげぇええええええ!!!ビルばっかりだぞ。」
「すげぇな!!何階くらいあるんだろう??」
香港に来てから驚いてばかりです。
中環周辺のブリティッシュな雰囲気と、中華文化の融合した感じ。
先程の旺角とは違って、最先端の街に来たようです。
とりあえず、散歩しつつ、朝飯を食べることに。
イメージなんですが、中華文化とは朝から外食するものだと思ってて、
街には屋台やら、朝食の店が並んでるかと思いきや、そうでもない。
中環周辺という場所柄もありますが、思ったよりレストランを見つけるのに苦労しました。
ただ、上環の方に歩いてゆくと、やがて旺角と変わらないような街並みになり、
レストランっぽいものも増えてきます。イメージの屋台なんて、どこにも無いけど・・・笑
「おっしゃー、ここで食べてみよう。結構人も入ってるしね!」
「そうだな、漢字もなんとなくわかるし!」
ビクビクしながら店内(茶餐廳)へ。
茶餐廳のオヤジ:「你好。幾位呀?」
「ヒデ、なんて言ってるの??」
「わからんが、とりあえずここ座れ的な感じだから、座ろう。」
茶餐廳のオヤジさんも事情を察して、すぐに外国人対応してくれる。
「ディス、イズ、ベリーポプラーホンコン!」
「オーケー、ディス、プリーズ。」
今思えば、茶餐廳のオヤジは英語出来る人少ないけど、
上環と言う場所柄、この時は助かりました。
ラーメンに肉が入ったのと、目玉焼きと、パイナップルパン、コーヒーでした。
茶餐廳のオヤジさんは、「さぁ!これが香港を代表する朝食だぜ!」って感じで、
まさしく香港のごく一般的な朝食のフルコースを出して頂きました。
「まりりん、美味い・・・?」
「まぁまぁ。笑」
今になっても、出前一丁を使うこの香港スタイルの朝食は好きになれず、
おかゆや飲茶のほうがよっぽど美味くて、好きです。
ただ、お会計をするも、18HKD程度(当時200円)とかなり安かったことが印象的。
その後は、マカオフェリーターミナルを目指します。
香港の”綺麗で美しい”イメージはごく一部のもので、実態としては、写真にあるような
無機質で今にも壊れそうなビルばかりです。
イミグレを通過し、さっそくフェリーに乗り込みます。
「船乗るとか、普段ないから緊張するなぁ・・・。船旅とか、いいね!」
「船乗らないよね!船乗ったら、甲板に出て海見ようぜ!!」
マカオ行きの船はすぐに出港です。
マカオ・・・。
僕らのマカオに対するイメージはカジノはもちろんですが、
金太の大冒険って歌がありまして、
「金太マカオに着く、金太マカオに着く、キンタマ、カオニツク!」
というカラオケで下ネタとして歌う曲のイメージです。笑
<続く>
楽しそう...
返信削除今年、マカオに行こう (・∀・)
からくり様
返信削除完全に学生のノリですが。笑
香港マカオ旅にご参考下さいませ^^
まりりんの感じた香港マカオに対する魅力を余すとこ無くお伝えできるようにします!
自分も初めて香港&マカオに行った思い出がよみがえります。
返信削除動機はかなり不純でしたが、香港の圧倒的な質量と情報量に圧倒&ハマッタのを
今でも覚えています。
中国語もわからず朝食メニューに対して「出前一丁」と日本語で伝えて、
先方が気を聞かせて「ヌードル?」と聞いてきたのが
良き思い出です。
CC様
返信削除誰しもが初めての時があると思うのですが、香港マカオに対する印象は
おおよそ多くの人で同じ様ですね^^
香港は本当に圧倒!って感じですよね。全てが凝縮された感じで。
僕としては、「出前一丁」が店で出ることにびっくりしました^^
未だにそんな美味しいとは思えませんが。笑
まりりん様
返信削除出前一丁はインスタントラーメンではなく、
いくつかある麺の種類の一つなんでしょう。
と思うようにしています。
自分もトースト+ベーコンにインスタントラーメンという組み合わせは???
と思っていますが、なんとなく香港っぽいよなぁと納得しているところもあります。
香港麺のゴムっぽい触感とか自分は癖になりますが、
日本だと食べられる店が少ないんですよね。
CC様
返信削除おそらくインスタントラーメンなるものを食べてなかったらそう思えたのでしょうが、
香港に比べ個人的には日本のラーメンの方が格段にレベルが上と感じるので、
なんだか店であれを出されると、ちょっと萎えてしまいます。笑
香港らしい、といえばその通りですよね^^;
日本で香港のような麺が食べられる店あるんですか??
まりりん様
返信削除http://www.honkonmen-shinki.jp/
こちらで食べられます。
ただ、香港屋台で食べられる香港麺の野生感がちょっと減っているのが
マイナスポイントといえばマイナスポイント。
CC様
返信削除なんと!近いところにあったので、びっくりしています。笑
それも、ローミンがあるとは!!行かせて頂きます!!
日本ナイズされてると思うのですが、我々本格派にとっては、
”香港のまま”をお願いしたいところですね。笑
私の方からもお勧めがあるのですが、先日「広州広場」http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13117096/
というワンタン麺屋にいきました。ここ、本格的で良かったです。笑