現在、一国家二制度によって、中国大陸、香港、マカオ間には国境が
両都市との間には、川や海で隔てられ、フェンスや国境の監視なども、
場所によっては存在し、香港に関しては、国境付近は禁止区域が設けられ、
日本人どころか、香港人でさえも、許可なしに立ち入ることのできないエリアがあります。
事前のビザ申請無しで自由に双方を行き来することができます。
が、中国大陸に戸籍のある人は戸籍の登記地によっては
香港、マカオへ行くことができません。
国内で都市戸籍と農民戸籍に分けられ、またその登記地によって、
様々な制度や仕組み、権利なども異なっているためです。
もし、完全に自由化すると、多くの人が裕福な香港・マカオに押しかけて、
両都市が大混乱することが分かっているからです。
しかし、中国でも裕福な地域である北京、上海、天津、重慶等などの
大都市の都市戸籍者及び広東省に戸籍がある者に関しては港澳通行証携帯の元、
自由な通行が認められています。
それ以外の主に農村戸籍者には、許可を得ることがまだまだ大変で、
事前申請の審査無しに自由に行き来するこはできません。
とは言いましても、経済政策等の為、徐々に開放されつつある事情です。
近年では、香港・マカオに行ける戸籍人口が増えておりまして、その影響で
両都市とも大陸からの観光客が激増し、経済的に潤う一方、
新たな問題を抱える事となったわけです。
さて、本題ですが、マカオから珠海に抜けるには3通りあり、その中でも最もポピュラーかつ
または路線バスかタクシーで。
ホテルからのバスなら、Borderって書いてあります。
通じます。(ちなみに過去、Borderと言ったが通じなく、Chinaと言えば通じた。)
ここに着きます。この立派な建物こそイミグレーションです。
タバコの箱をやたら買って持ってる人がいますが、
また、そうした免税品商売目当てで、多くの人が国境を跨いでいます。
だから混んでる、ってのもあるんでしょう。
出ると巨大な広場に着きます。
ここが、中華人民共和国・広東省の珠海市です。
街を歩くとこんな感じ。
また広場下も巨大なショッピングセンターがあります。
良いかと思います。蓮花路は色々な店が合って楽しいと思います。
また、夜であれば、多くの小姐がいるらしい。
さて、帰る時も基本的に行きと何も変わりません。
建物に入るまでも結構な時間がかかってしまうことも。
いや、利用者多すぎでしょ。ピークは休日の10-11時ですね。
2万2千人が通ってるとは・・・。
見方がアレなんですが、1時間で2万2千ってことは、
1分間に350人強が通過しているってこと?!
ID専用がまぁ30口、係員対応(係員紹介のボードには文明使者と書いてある。
イミグレで通すか通さないか、ある意味で下級公務員の特権意識があるんだろう。)
があってもマックスで20口くらいだったと思いますんで、
ID専用では10秒でみんな抜けて1分で180人、
文明使者は一人当たり20秒で対応したとしても、
60人しか通れない。240人ってことだが・・・。
ID専用が5秒で抜けるとすれば、
360人通れて、プラス60人で420人通れる計算だが、
まぁ5秒で抜けることはなかなか難しいと思うので、350人ってのは、
本当に処理能力の最大なんだろうと思う。
ちなみに、拱北口岸の年間通行量は9000万人を超えているようです。
さらに余談ですが、世界一通行量のある国境らしいです。
「Foreign」の列に中国籍も並ぶため、ここがいっつも混んでます。
なんだか、この国境に特別な感情を抱いてしまうのは私だけでないはず。
でも、そんなのお構え無しに中国人やマカオ人は毎日何十万人と、
ここを行き来しております。このボーダーが無くなるのも時間の問題なのかな・・・?
そんな感覚が好きで、マカオに行くと用もなしに国境を抜け中国に行ってしまいます。
<オマケ>
朝7時、オープン寸前のマカオ側・拱北口岸の様子。
開く3分前くらい。かなり殺気立ってる。笑
オープン!!みんな、イミグレを目指してダッシュ。
集団徒競走です。何と、誰と戦っているのか!!笑
「オラオラオラ!!邪魔だー。」ってな感じ。
中国珠海・拱北口岸のイミグレ行列。
これは、朝7時の帰りだから、8時くらい。既に外まではみ出す長蛇の列です。
以前は建物入り口で横入りする奴ばかりでしたが、最近警備が厳しくなったのか。
ほとんどそんな奴を目にすることはありませんでした。
「港澳居民」と「非港澳居民」でレーンが分けられていますが、
結局建物入り口で合流し、関係なくなる為、人が少なめな「港澳居民」を攻めましょう。
イミグレ情報に関しては、
→マカオ-珠海・拱北イミグレの革命的なニュース!!
→香港・澳門イミグレーションの変化
も御覧ください。
珠海サウナ大好きさん
返信削除コメントありがとうございます。
まだまだ始まったばかりのブログですが、
少しづつ話題を提供していきたいと思います。
今後ともコメントを頂ければと思います。
宜しくお願いします。