2014/04/10

現在の東莞はどのような状況なのか?

東莞の大規模取り締まりから約二カ月が経過しました。
その間、多くのニュースが配信されましたが、今更ながら新しく
出ているニュースがありましたので、これを紹介するとともに、
現在の東莞状況について若干の考察を加えます。


中国

4月4日:中国の「性都」広東省東莞市で大規模な売春摘発 経済的損失は8000億円以上

中国沿岸部の珠江デルタ地帯にある広東省東莞市は、「世界の工場」である以外に「性都」として知られる。しかし今年2月、公安当局による大規模な売春摘発が行われ、税収の多くを娯楽産業に頼っていた同市は大きな経済的打撃に見舞われている。
中国の景気が減速するなか、東莞市は摘発以前から、より安価な操業コストを求めて多くの工場が内陸部やベトナム、カンボジア、バングラデシュなど海外に移転する「逆風」に悩まされていた。
そうしたなかで今年2月、同市にとって「第2の成長エンジン」だった風俗業界に大規模な手入れが入り、約1000人が逮捕された。その結果、ホテル、マッサージパーラー、カラオケバーからタクシー運転手、小売業者まで広範囲にわたるビジネスが打撃を受けた。
中信銀行国際(CITICバンク・インターナショナル)の主席エコノミスト、QunLiao氏は「製造業は回復が見込めそうもなく、サービス産業も打撃を受けるとなると、東莞市の第1・四半期は芳しくはないだろう」との見方を示した。
新華社によると、摘発による経済的損失は約500億元(約8350億円)に上るとみられている。
<市の税収を直撃>中国経済の見通しをめぐっては、製造業の持続的低迷により、景気減速が予想以上に深刻との懸念が強まっている。今年に入って発表された中国の経済指標は、8カ月ぶり低水準を記録したHSBCの3月中国製造業PMIや、18.1%減と大きく落ち込んだ2月の輸出など弱い数字が目立ち、一部エコノミストの間では、政府が景気刺激策を打ち出すとの観測が高まっている。
景気減速と風俗取り締まりにより、東莞市が今年の経済成長目標9%を達成できるかどうかも怪しくなっている。過去には最大23%の成長率を達成していたことを考えれば、これはかなりの急減速だ。
また、製造業からの税収が全体の25%であるのに対し、同市にとって最大の税収源はサービス業であることを考えれば、取り締まりの影響は避けられないだろう。
広東省にある中山大学嶺南(大学)学院のLinJiang教授によると、東莞市の2013年の生産総額(GDP)は5200億元で、税収は300億元を超えていた。そのうち、推定36億元が娯楽産業からもたらされているという。
同教授は、取り締まりの影響は広範に及ぶと指摘。「ホテル業界の落ち込みがもたらす影響はまず初めに、事業税の減少として表れ、市の歳入も減少することになる。また、付加価値税がかかる飲食、服飾、宝石、小売りなど、ホテル業界から利益を得ている他の業界も打撃を受けるだろう」と語った。
<閑散とする歓楽街>先週に東莞市を訪れたところ、景気減速と取り締まりによる影響は明白だった。
東莞市常平の夜は、ホテルやカラオケバーなどのネオンで明るいものの、午後7時にもなると、客や接客女性の姿はほとんど見られなかった。
最も大きなクラブの1つで働いているバーテンダーは匿名を条件に「最近は商売上がったりだ。警察が週に3回、調べにやってくる」と語った。
常平はアジアの金融センターである香港から電車で1時間余り。多くのビジネスマンらが当地を訪れ、風俗・娯楽産業を一段と活気づかせいた。
中国メディアの報道によると、東莞市の風俗産業では少なくとも推計30万人が働き、同産業は同市歳入の約10分の1に当たるという。
東莞市の東部工業園常平園区では、多くの工場がもぬけの殻となっており、入り口には借り主を求める広告が張り出されている。5年前に操業を開始した香港出身の工場主は、稼働率は20─30%だと明かした。借り主の大半が地元の繊維会社だという。
別の工業団地のある厚街も風俗取り締まりのあおりを受け、多くのホテルが大幅な割引を余儀なくされているほか、中には閉館に追い込まれたケースも出ている。
タクシー運転手や化粧品の販売員によると、収入が50─60%減少。ある化粧品店のオーナーは「売春婦たちが戻ってきてくれたら」と愚痴をこぼした。
[香港 4日 ロイター]
(原文:Clare Jim記者、Yimou Lee記者、翻訳:伊藤典子、編集:宮井伸明)
東莞取り締まりより二か月を経たのですが、特に目新しい記事ではなく、
有益な情報はありません。笑


そもそも、東莞のような工業都市というのは工業都市だからつまらないのであって、
そこに娯楽でもなきゃ、労働者も企業側もやってられないでしょう。


事実、東莞は見るべき観光も無いし昼間は何していいか分からない・・・
という声も聞かれますように、虎門の砲台跡、アヘン博物館なんかは興味の
そそられるところですが、他に行くべきところは無くて、というか、農村と工場しかありません。


そんな中、唯一と言っていいほどの観光産業を潰すのはやはり勿体ない。
それも、高度に発展され、日本よりも数段進んでいる先進観光産業が風俗なのだ。


なんて、僕もニュース記事と同じく二か月前と同じ事くらいしか言えないわけでありますが、
最近の東莞の動きをウォッチしてみましょう。


まずは、香港討論区から。


>尋日路過常平, 
量販式KTV 已開返營業,
但通通都要半夜兩點前打烊!!



ふむ。KTVに行った=営業はしている、と。
ただ2時には閉店で帰った、ということです。


而家死城。嚴打超過兩嗰月,D人都走晒。
想再次繁榮,要一段時間。SZ都陸續有D野玩下。CP慘哉。我諗可以放棄此城了。


その後に有るコメントなのですが、これは厳しい。
東莞は死んだ、諦めた、再び反映するには一定の時間が必要だ、ということです。


聽說KTV將於明天(四月一日開),不知真還是假。

4月1日にKTVが開くが、ガセネタかもしれん、ということらしい。


>CP was alredy dead

うーん、既に死んでて欲しくは無い。


更に読み進めると、4月7日の以下の記事。


>廣東展開第二波掃黃 E-mail 此主題給朋友
【on.cc東網專訊】廣東省公安廳今日通報,當局上月展開為期3個月的集中打擊整治涉黃
問題專項行動,截至本月24日,全省取締208間違法違規場所、15間吊銷證照、
2925間停業整頓。同時全面整治網上涉黃問題,清理854個涉黃網站,處理9.6萬多個涉黃QQ、
YY語音及微信賬號。同時,警方還破獲445宗刑事案件,搗破62個涉黃集團,
865人被刑事拘留,其中541人為涉黃活動的獲利者、經營者及組織者。

此外,警方成立專案組,加強調查央視此前曝光的11間涉黃娛樂場所,
目前已拘捕大部分相關場所的獲利者、經營者及組織者。截至本月24日,
11間涉黃場所共抓獲207人,其中167人被逮捕,3人被批捕,21人被刑事拘留,
12人被保釋。警方還成立責任倒查組,對東莞掃黃工作中玩忽職守、徇私枉法及充當
保護傘的警員進行調查,並啟動問責機制,對掃黃工作不力的相關領導進行問責。
截至目前,東莞警方共有36名警員被立案調查和問責處理,其中9人被採取刑事強制措施,
2人被雙規(規定時間和地點交代問題),13人黨紀政紀處分,其他涉案警員還在調查。

另外,省公安廳前日下午召開全省電視電話會議,要求全省公安機關深刻認識「掃黃」
工作的複雜性、艱巨性、長期性,將工作重心由面上清查整治轉到重點查處、
深挖打擊和源頭治理上來,進一步採取堅決有效措施,深入推進打擊整治涉黃
問題專項行動第二階段工作,堅決防止「涉黃」活動反彈。


大したことは書いてないなんですが、 2ヶ月間を経て、これだけ検挙しましたよ、
広東省からはポルノを無くしますよ!第二次の摘発に入りますよ、ということだ。


一方で、

很多師兄還期望5.18後恢復正常,在這敬告是不可能了。
根據常平友人說中央誓要除去東莞性都之名,不會再有莞式服務,
T台,花街,水床等。
東莞已風光二十年了,很多東莞本地人都受惠於這個行業,

已逐漸富起來,所以都沒有太大反應。况且上面已下達指示任何市,
縣,鎮等若被電視台揭發有違規,當地領導,公安局長一律雙規。
所以為了保官,沒有人再容許莞式桑拿繼續存在了。

力強いコメントです。5月18日以降、摘発より3カ月を経れば大丈夫
なんじゃないかという希望的観測です。東莞式のサービスは20年の歴史があり、
それは大変重要な認識であるとのことです。テレビ局も悪い!とまぁ、その通り。


取り消し線は誤訳でして、コメントを頂きましてTS様より、
「5月18日に元に戻ると期待してるかもしれないが、
それは不可能だ。とあります。」

ご迷惑をおかけしました。

無咗黃色事業,大批人失業,夜市變死城,行街都驚俾人搶野,
因盜賊如毛,公安都唔會理,上去玩但求自保啦!無人會救你!!!

夜の街が無くなり、街が死に、大量の失業者が出て、
強盗のような奴も出て、誰も助ける人はいませんよ。との、恐ろしや東莞。


咁唔通真係要坐高鐵去外省玩一天遊.

高速鉄道に乗って、他の省で遊ぶとのこと!
何省に行って、どんな遊びをするのか詳しく教えて欲しいところ。


中國富起來,黃業一定會收縮,情況等如廿幾年前D人去南韓玩,
可以包女周圍玩咁,當年D南韓妹又平又靚又好玩,日間帶你周圍觀光,
夜晚同你玩煮飯仔,食飽就梗係入戲肉啦,服待頂瓜瓜,全程五日四夜都千零蚊港紙,
都算抵到爛,
但後來南韓開始經濟起飛,已經冇呢支歌仔唱啦...
大陸情況都會係咁,只要國家繼續富強,黃業會慢慢進一步邊緣化....只是時間問題



中国は裕福になってきている。エロ産業は収縮になるのは仕方ない。
昔の韓国と同じだ。今後も徐々に無くなってゆくだろう・・・時間の問題だ、と少々寂しいコメント。



ダラダラ書きましたが、とりあえず要点をまとめると・・・。

・未だ東莞の復活は厳しい。

・第二回目の摘発期に入った。

・一方で3カ月を過ぎてからどうなるか見極めるべき。

・けれど、経済発展する中国では徐々に縮小する方向に違いない。

そんな感じです。


私の意見としては、3ヶ月ほどを経てからが本当にどうなるかだろうな、と思います。


人がそれを求め続ける限り、どんなところでもあるにはあるんでしょうけど、
以前のようにおおっぴらにはできないようになる・・・。
当然、無くなりはしなくても縮小の方向に向かうのは違いない気がする。


多くの期待に反して中国経済は伸び続けるであろうし、
東莞のある珠江デルタ(広州、深圳、珠海、中山、仏山、香港・マカオそして東莞)
はより世界的なメガリージョン、大都市圏としてますます発展すると思う。
世界一の東京都市圏を超える、とも言われてますし。


それに伴って、特に東莞のような歪な風俗産業が淘汰されるのは仕方ない。


今後も東莞を始め、広東省風俗をウォッチしてゆきます!
現地に住んだら、早速調査もしなきゃです!!

11 件のコメント :

  1. いつも楽しく拝見してますが、「一方で…力強いコメントです」の部分は誤訳だと思います。5月18日に元に戻ると期待してるかもしれないが、それは不可能だ。とあります。

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  2. TS様

    まりりんです。いつもご覧いただきありがとうございます。

    上記の件ですが、私の不勉強で申し訳ございません。
    早速、訂正させていただきます。ありがとうございます。

    今後ともよろしくお願いします!

    返信削除
  3. 東莞地区に関しては、知人からよく勧められていてタイミングを計っていたところでした。
    復活はならないものですかね・・・。残念でなりません。
    しばらくはタイとシンガポールで我慢我慢・・・。
    あ、再来週ちろっと九龍に滞在します。人多いんだろうな

    返信削除
  4. >尋日路過常平,
    量販式KTV 已開返營業,
    但通通都要半夜兩點前打烊!!

    ここにある量販式KTVとは、普通のカラオケのことです。

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  5. こんにちは

    上の匿名の書込みは私です。すいません。

    常平ウォーカーというブログをやってます。
    香港赴任?おめでとうございます。
    私のブログにも遊びに来ていただけたらうれしいです。
    いつかお会いできたらうれしいです。

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  6. とと様

    今になってみると、東莞が普通に営業していた日々が懐かしく思い、
    なぜその時に足しげく通わなかったのだろうとかなり後悔しています。笑
    しばらく復活はなさそうなので、とと様のおっしゃるタイそのほかの国へ
    行くのが賢明ですよね!!

    >九龍に滞在します。人多いんだろうな

    行くたびに香港は人が増えている気がします^^

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  7. 常平walker様

    まりりんです。このたびはコメント、ありがとうございます。
    弊ブログにリンクをさせていただきましたので、ご確認頂ければと思います。

    面白いサイトですね!!少しづつでも復活してゆく東莞の様子を
    ウォッチしていただけますと、大変に助かります^^
    ぜひぜひ、定期的に拝見させていただきます!!

    今後ともよろしくお願いします!!

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  8. 久しぶりです、 本当三ヶ月後どうなるか?ですね!
    いやマジで今回ヤバいですよ 本当! 悲観的になりたくは
    ないですが、これだけの摘発 それも シンセン、広州含め
    広東省全体に及びましたからね、他省の手前政治家も
    簡単には再開させないでしょう。 悔しいっすねえ!
    恵州とか訪れてみたかったのに。 再開したらしたで
    すぐにメス入れが入るでしょうし(・・;) ここまでビッグニュースに
    なると、さすがに香港人達も当分来ないし。 財政上の問題も踏まえ
    改たに就任した省長 (最高知事??) 自ら首を絞めたと
    多少で良いから反省かつ ムフフを少しずつ再開してくれれば
    良いんですが^^

    返信削除
  9. まりりん 様

    リンクありがとうございます。
    これからもよろしくお願いします。

    返信削除
  10. ドラゴン様

    いつもありがとうございます!
    残念ながら、かなり望みは薄いと言っていいかもしれません^^
    良くも悪くも普通の国になりつつある今、だんだんと中国の魅力が薄れています。笑

    とはいえ、そこは中国、そして独立心の強くスケベエな広東ですから、
    独自色を出して徐々にでも復活してくれればと思います!!

    復活の暁には、東莞でも恵州でも、ぜひ行きましょう^^

    返信削除
  11. 常平walke様

    東莞はなかなか大変な状況と思いますが、今後とも貴ブログが楽しみです!
    今後とも宜しくお願いします。

    返信削除

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