21時:黄沙水産交易市場へ。
アジアで最も大きい水産市場らしいです^^
大きいかどうかは別にしても、あの築地よりも活気あって、見ててめっちゃ楽しいです。
築地もアジアの賑やかな市場の雰囲気に近く、日本にしては色々とカオスですが、
こっちのカオスは、それを遥かに超えてます!
何が楽しいか、カオスって、香港でもそうなんですが、
魚や蟹、貝などの海鮮が”生きたまま売られている”ので、さながら水族館のよう。
生きたままの新鮮モノにこだわる広東人始め香港人は日本と違って、
死んだ海鮮モノを買いません。死んだ海鮮モノに新鮮な価値は無いからです。
生きたままを買って、すぐ調理するからこそ新鮮なんだ!だから美味いんだ!
という至極真っ当な理論であり、彼らの食に対するこだわりがよく分かります。
その生きたままの魚や蟹などの水槽が並ぶ光景は、圧巻です。これが楽しい。
そして、これこそが真の水産市場だと気付かされます。
彼らが築地に来ても、冷凍の死んだ魚が並ぶ姿を見ると、「何だこれ?」と思うに違いないでしょう。
香港人のK氏も、もちろん食に対するこだわりがかなり強い。
水槽を見ては、これは活きが良くて新鮮だの、脂の乗りが良いだの悪いだの、
上海蟹はこれにしようだの、自分の持っている確かな目利きがあるよう。
そして、この調理方法がいいとか、この部分が美味しいだとか、うんちくが多い!
本当に美味しくて、確かなものを確かな食べ方で食べてきたという自信があるからだ。
まりりんは今まで日本の海鮮料理を美味しい!と受け入れてきたけれど、
香港に行って以来、そしてここ広州でも、それは本当にそうなのかと疑問を持つ
きっかけになりました。味も海鮮の見方も、本当に美味しい食べ方も実は良く分からない。
広東・香港の人も最近は日本の海鮮料理を受け入れつつあり、
サーモンを中心にいっぱい食べるけど、彼らにしてみれば、
例えば刺身はしょうゆとワサビでごまかしているだけでしょ、と言うのも何となく分かる気がする。
日本の海鮮料理では、調理が単調で舌が育ってゆかなく、
本当の食べ方を知らないのだと思う。それが日本的な”素”であれど。
ましてや新鮮とごまかされたモノであり、
彼らのように本当の新鮮モノを食べる機会はほとんどない。
K氏の海鮮に対するこだわりを尊敬し、今までなんとなく海鮮を食べ、
なんとなく美味しいと思っていた自分の舌と目を鍛えねばと、強く思います。
しかし疑問は持っても、日本の刺身、寿司はまりりん大好きで美味しいと思いますが。
黄沙水産交易市場の新鮮な海鮮が食べられる金沙港酒楼へ!
受付のおねーちゃん、可愛いです。笑
新鮮な海鮮もいいけど・・・・・・(以下省略。
相変わらず広すぎるレストランに、よくもまぁこれだけの人が居ると毎回驚きます。
彼ら、こんな新鮮で美味い海鮮を安く食べてるなんて、羨ましい。
本当は白灼蝦(エビ茹)やらアワビも食べたかったけど・・・。
(※注 お姉さんのアワビの意味ではない。)
二人なので、あまり注文できなかったのが残念。
それでも外せないのが、上海蟹と蒜蓉粉絲蒸扇貝(ニンニクと春雨とホタテ)でして、
言うまでも無く絶品です。
二人でしめて240元。一人当たり120元で2000円未満。
全部で5品、上海蟹食べて、ビール飲んでるのに安すぎます。
とにかく、日本でもこのレベルの海鮮料理屋が出来ないかな。
毎日かなりの行列ですが、築地の2000円を超える海鮮丼なんて、
美味しい美味しくないの前に高すぎる。
そもそも広東的感覚の”新鮮”では無い刺身をごはんの上に乗っけても、
どの店でも美味しい美味しくないの差なんてないのでは、それに大した
調理もしてないのに、高すぎるんじゃないか?と広東・香港人から突っ込まれそうです。
そんな悪口は言いつつ、素直に海鮮丼はめっちゃ美味しいと思いますが^^
23時:さて、お腹もいっぱいになったし、そろそろ夜遊びに向かいます。
<続く>
ここらへん見ると、必ずしも生きていれば新鮮で美味いって訳でもないような。
返信削除http://temaeitamae.2-d.jp/top/t5/e/handlefish.html
匿名様
返信削除コメント、ご指摘、ありがとうございます!
匿名様のご指摘通り、必ずしも生きていたら新鮮で美味いという訳ではないと思います。それ自体を否定することは全くございません。ただ、海から上げられてすぐに水槽に入れられ、すぐに売られ、そして捌かれ食べられるという、”新鮮”さには違いないのではと思っております。あくまで私なりの考えですので・・・m( )m